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お客様の声
東京都 コンサルティング会社経営 男性
弊社では、大企業の事業部レベルを対象として事業戦略の立案やその実行支援をしています。
「人のパフォーマンスを高めるには、どうすればよいのか?」というテーマにはアンテナを広げていました。
その中で、「マインドフルな状態だとパフォーマンスが高まる」「メタ認知のチカラが、パフォーマンス向上の鍵」といった考え方に出会いました。
単純に言えば、『メディテーション(瞑想)は、集中力と落ちつきがUPして、仕事の成果にも繋がるよ』という解釈。
確かに、そのようにおっしゃる成功者も多いし、個人的な実感としてもありました。
ただ、コンサルサービス提供者としては、その科学的バックグラウンドをしっかりとつかんでおきたい。
そういう動機から、心理学/認知科学を経て、脳科学にたどり着きました。
しかし、我々メンバーには、脳科学のバックグラウンドは特にありません。
書籍/論文/ネット情報などを中心に、手探りで我々なりに体系化していました。
「脳機能局在論」的な知識の積み重ねが中心だったなかで、(当然ながら?)あるタイミングで「脳機能ネットワーク論」的なフレームを知りました。
ところが、そもそもこの手の研究自体が日が浅いこともあり、素人向けの解説本など殆どありません。
英語主体の文献を集めて解読する・・・という基礎的な勉強は続けていましたが、素人ばかりでは限界を感じてました。
そのような時に、Facebookやブログなどでみていた「脳科学 リハビリテーション」さんを思い出した次第です。
面識も紹介者もない中、不躾とは思いつつ、「手助けして頂けないか・・」と、メールさせて頂いたのがコンタクトしたきっかけでした。
依頼内容
「ラージスケール・ブレイン・ネットワーク」、特に、デフォルトモードネットワーク(DMN)と中央実行系ネットワークなどのタスクポジティブネットワーク(TPN)についての解説や、それらの研究のトレンドの整理をお願いしました。
それを出発点として、「瞑想が脳に良い」ということの研究論文の洗い出しとそれぞれの発見と示唆のまとめ、「瞑想したらスッキリする」のスッキリ感はどのように研究されているか・・などのリサーチをお願いしました。
進行スタイル
毎月のテーマに沿って主要論文(数百本?)を読破していただき、それらの研究内容やトレンドを、資料(約20ページ前後)にまとめて頂く。
そのまとめ資料をもとに、プレゼンテーションしていただき、それらの内容についてディスカッションにつきあって頂く(約4時間)。
そして、翌月のテーマを設定する。そういうスタイルで進めて頂きました。
成果
瞑想/デフォルトモードネットワーク/タスクポジティブ/注意集中(Attention)/マインドワンダリングをキーワードとした基礎的な主要研究を網羅する事ができました。
もし、これを弊社のメンバーだけでやっていたら、数倍の時間をかけても、「網羅性」を確保できなかっただろうと実感しています。
また、「集中する」「雑念が浮かぶ」「瞑想する」という行為の経験的な感覚は多くの人に語られているのは分かっていましたが、その脳機能的なメカニズムとしてかなり体系的に理解することができました。
専門家の方々からすると、初歩的過ぎて話にならないレベルかも知れません。
しかし、我々しろうとにとっては大変に価値のあるものでした。過去には、脳科学の有名な方々に会って質問をぶつけた事もあったのですが、体系的に説明してくださる方が意外と少ないものでした。
そういった経験もあり、論文ベースで全体像を(浅く広くですが)把握できたのは、今後の弊社のビジネスにとって自信にも繋がっています。
その他
主催者さんの、お人柄にとても惹かれました。
誠実かつ着実にリサーチを進めていくワークスタイル。リサーチ作業そのものを拝見したわけではないのですが、ミーティング中の受け答えや作り込まれた資料などから、うかがい知る事が出来ました。信頼感が高いです。
また、「DMNは宴会部長説」「DMNと実行ネットワークはシーソー関係」「自分ごとシステム VS 他人ごとシステム」など、私に取っては、非常に分かりやすい表現を生み出してくれる才能にも感心しました。ひょっとすると、アカデミックな世界としては「御法度」な事なのかもしれません。
しかし、「依頼者への成果を高める・・」というサービスとしての、真面目さの追求だということがヒシヒシと伝わってきました。これらの「たとえ話」は、私の業務の中でも勝手に流用させて頂いています(笑)
私の本当の気持ちとしては、ぜひとも継続的にリサーチを依頼したいのです。が、新しいサービスを立ち上げる最中でコストを出せなくなるという事情があり、現在は依頼を中断しています。
しかし、私のビジネスが安定してきたら、またお願いを再開したいです。日々、新しい疑問や問題意識を生まれており、その解決には欠かせない重要人物です。
福岡県 理系大学院生 女性
前頭前野の血液動態を対象に研究を進めています。
既存の和書や日本語総説に必要な情報を見つけられず往生しておりましたところ、本サイトを発見し早速ご相談にのっていただきました。
脳神経科学関連の最新の情報を得るためには、やはり英語文献にあたることが必須かと思いますが、当方の場合、肝心の英語能力に限界があり思うように進みません。
そんなおり、当方の質問にすぐに的確な回答をいただくことができ、とても助かりました。不勉強にて本分野の全体像もわからず、自分の探している情報がどのような類のものであるかもハッキリしておりませんでしたが、オフィスワンダリングマインド様とやりとりをさせていただくうちに、自分の立ち位置も明確になってきました。
これも代表の佐藤様の豊富な知識のおかげであると思っています。
また本サイトに公表されている情報の蓄積も、おかげさまでとても役立っています。論文要旨に加えてブログのコメントの世界感も大好きです。 また何かありましたらご相談させていただきます。