【ホメオスタシスから考える無理の仕方:心と体の関係から考える】

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無理のきかない体である。
締切に追われたり、面白い仕事であれば、ついついノンストップでパソコンの前に張り付くことがある。
しかし、これが良い結果につながったことがない。
というのも、無理をしたあとは必ず風邪っぽくなるからだ。喉が痛くなりぼんやりして、仕事のペースも落ちてしまう。下手をすると重症化して、2,3日仕事が手につかなくなる。
しかし、なぜそのようなことが起こるのだろうか。
私達の身体にはホメオスタシスという仕組みがある。
血圧が上がれば下がる、テンションも下がれば上がる、そんな感じで体の状態を一定に保つ仕組みである。
このホメオスタシスを支えているのは、自律神経系、免疫系、内分泌系の3つのシステムだ。これらが手を取り合って体のバランスを保っている。
自律神経系というのはテンションを上げたり下げたりする仕組みだ。バリバリ仕事をしていると、目はギラギラして食欲は減ってくる。いわゆる交感神経優位と言われる状態である。
交感神経優位になると内分泌系もそれに引っ張られる。ドーパミンが放出され、ストレスホルモンもバンバン出される。血糖値も血圧もイケイケドンドン(古語)だ。
免疫系には細菌から体を守る仕組みとウイルスから体を守る仕組みがある。
そして交感神経優位な状況では細菌防衛が優先される。
これは自然界では、切った張ったの闘いで傷口からバイキンが入ることが多いからだ(幸い、仕事のトラブルで斬りつけられたことは、まだない)。
そして、細菌防衛が優先される結果、ウイルス防衛は後回しにされる。そして、どうしても風邪を引っ掛けることになる。
風が吹くと桶屋が儲かるでもないが、仕事で無理すると風邪をひく。そして、否応なしにテンションが引き下げられて仕事に強制終了がかかってしまう。
心と体はつながっていて、どちらかの暴走をどちらかが抑えるような仕組みがあるのだ。体の中の三権分立である。よくできている。
ホメオスタシスは体の中の三権分立、持続可能性が肝である。
人も社会も、生き延びてなんぼ、自らの増殖のために体を滅ぼすのなら、それはあたかも癌のようなものである。生活習慣も含め、きちんとチェックしていきたい。

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