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佐藤洋平
脳科学・心理学に関するコンサルティング業務を行う傍ら、心と体の関係について大学院で脳波を使った研究をしています。ヒトの心や社会性といったところに興味があります。趣味は人間観察と考えること全般、料理、読書、執筆です。非営利団体もしくは個人限定で簡単なご質問でしたら無料でお調べいたします。興味のある方はメールアドレス:joyjoyjoy83@gmail.comまでどうぞ。
佐藤洋平の記事一覧
急性期と慢性期の空間無視の解剖学的基盤の比較:縦断的研究 半側空間無視では多くの場合左側の認知機能が大きく低下するのですが、 この症状では左側の障害物に気づかない、左側の食べ物を認知できないなど日常生活を妨げる様々な行動が現れるため、たとえ麻痺が軽くても自宅復帰が難しくなるケースが多く、 それゆえ急性期、回復期において...
機能障害の共通領域を同定するための正規化灌流MRI:大脳基底核を有する無視患者 視覚認識というのは随分複雑な仕組みで出来ていて、それゆえ脳の様々な領域の損傷で半側空間無視というものも引き起こされるのですが、 この半側空間無視は大脳皮質だけではなく、大脳基底核や視床といった皮質下領域の損傷でも引き起こされることが知られて...
ヒトの空間無視における皮質下領域の解剖:被殻、尾状核および視床枕 人の脳というのは様々なパーツから出来ていますが、その中でも地味でも重要な領域として皮質下領域というものがあります。 この皮質下領域というのは進化の過程でヒトになって大きく発達した部分である大脳皮質の下にある領域で、 基本的な生命維持や反射的運動、しいては...
テストステロンに影響を与える因子とは何か? テストステロンというのは男性ホルモンの一種で、一説によればこれはヒトを攻撃的にする作用があるとも言われています。 しかしながらこのテストステロンに影響する因子とは果たしてどのようなのものなのでしょうか。 今日取り上げる論文は、女性受刑囚を対象に、テストステロンと犯罪歴、刑務所...
半側空間無視の責任領域はどこか? 視覚認知というのは実に複雑な仕組みで出来上がっており、 それゆえ視覚認知の障害である半側空間無視に関わる領域も様々です。 それゆえ半側空間無視の責任領域については実に様々なことが言われていますが、もっとも可能性が高い領域というのは果たしてどこなのでしょうか。 今日取り上げる論文は、半側...
半側空間無視と視線の動き 半側空間無視を臨床場面で評価するときにスクリーニング的に使うものに線分二等分試験というのがあります。 これは簡便ではあるのですが、評価の精度としてはいまいちすぐれないことも報告されていますが、 半側空間無視患者はこの課題においてどのような方略を使ってどのように視線を動かしているのでしょうか。 ...
脳梁とセル・アセンブリの関係とは? 脳というのは大脳だけで数百億個、小脳も入れると千数百億個の神経細胞からできていますが、 この無数の神経細胞は単独で働いているわけではなく、夜空を彩る星座のようにそれぞれ繋がり合うことで機能しています。 しかしながらこれらのつながりは星座のように固定的なものではなく、 状況(例として物...
問題は左側だけなのか? 半側空間無視では左側を認識しづらくなるという症状が見られますが、そもそもこれはなぜなのでしょうか? なぜこのような症状が起こるかについては注意機能の問題が関係するというものやワーキングメモリの問題だというものもありますが、 今日取り上げる論文は、左半側空間無視には右方向へのサッケード(急速眼球運...
空間的な左右差とは関係のない注意症状と半側空間無視の関係とは? 半側空間無視というのは多くの場合左側の無視症状として現れ、日常生活全般に大きない影響を与えます。 それゆえ臨床的な検査にしても、その考察にしても、いかに注意が左側へ偏っているかというところへ着目しがちなのですが、 果たして半側空間無視というのは単に空間的注...
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自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
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