発達 脳科学的に早期教育は本当にその人の頭を良くするのか? 子供の脳の発達はどのようになっているのか? 自分の子供をより優れた人間にしたい、言い換えればより生存能力が高く、より遺伝子を残せる人間にしたいという欲望は、地球上に住む生物の一種である私達人間の抜き難い宿業ですが、 果たして子供の脳というのは教育や環境によってどれほど変えることができるのでしょうか。 果物や野菜の栽培で... 2018年12月13日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視注意 車の運転の上手(下手)な人の脳はどうなっているのか? 注意とはなにか? あなたを脅すわけではないのですが、世界というのは危険に満ちています。 道を歩ければ車に当たるかもしれないし、ひょっとすると機嫌の悪い上司が目の前に現れるかもしれない、 あるいはあなたがスマートフォンをいじっているその横で赤ちゃんが熱いコーヒーカップをひっくり返そうと試みているかもしれません。 こういっ... 2018年12月13日 佐藤洋平
社会性 チーム力、目を見る能力、自閉症スペクトラム障害 チーム力と目を読み取る力の関係とは? 人間というのはなかなか一人では生きていくことが難しい動物です。 それゆえ仲間を作って共同体でいろんな課題に向かっていくことが多いのですが、職場のことを考えても共同体の課題解決能力というのは高いものから低いものまで様々です。 課題解決能力が高いチームにはどのような特性があるかという研... 2018年12月12日 佐藤洋平
脳科学 なぜあのひとはうまくできないのか?実行機能と前頭前野の関係について 実行機能とはなにか? 私達は朝起きてから寝るまでにいろんなことをして過ごしています。 スマートフォンをいじったり、同僚や上司の話に耳を傾けたり、書類を作ったり、車を運転したり、やることは非常に様々ですが、なぜ私達はこういったことをスムーズに執り行うことができるのでしょうか。 自動車の自動運転でもないのですが、私達が処理... 2018年12月10日 佐藤洋平
脳科学 コネクティビティ半側空間無視 ネットワークから捉える半側空間無視の病態 半側空間無視とは? 高次脳機能障害という不思議な名前を初めて聞いたのはリハビリの専門学校に入って間もない頃でしたが、 脳卒中になると、手足が麻痺するだけでなく、通常私達ができているいろんな頭を使うあれこれができなくなることがあります。 それは手足は動くのに洋服を着ることやドライヤーを使うことができなくなったり、 理性的... 2018年12月6日 佐藤洋平
発達 自閉症スペクトラム障害 自閉症スペクトラム障害児に特徴的な脳波所見とは? 自閉症スペクトラム障害における「見る」ことの困難 自閉症スペクトラム障害というのは、様々な特徴がありますが、その中の一つに「見ることの困難」というものがあります。 小さい子を育てていると「ちゃんと見なさい!」だとか「ちゃんと見てるの?」ということが多いと思うのですが、 自閉症スペクトラム障害では、この「見る」というとこ... 2018年12月3日 佐藤洋平
脳科学 デフォルトモードネットワーク なぜあの人の脳はいつもボンヤリしているのか? ボンヤリしている脳とは? 私達の脳はいつも活発に動いています。 仕事の準備をしたり、上司に話しかけたり、パソコンに向かって作業をしていたり、その内容はいろいろですが、 それに対応して脳のあちこちもいろいろと活動してくれます。 しかしながら私達は24時間働いているわけではなく、しばしば物思いにふけったり、ぼんやりするこ... 2018年12月3日 佐藤洋平
社会性 集団的知性 集団的知性:凡才の集団が一人の天才に勝る仕組みとは? 集団的知性とは何か? 「三人集まれば文殊の知恵」という言葉がありますが、人間社会の面白いところは1+1が2以上になりえることではないかと思います。 異なるスキルや性格を持ついろんな人間が集まって仕事をすることで、ときに化学変化を起こすかのように優れたチームが生まれることがありますが、こういったチームが持つ問題解決能力は... 2018年11月30日 佐藤洋平
社会性 オキシトシン幸福感情セロトニン 幸せを作る7つの神経伝達物質? なぜ私達は喜びや幸せを感じるのか? 人工知能と人間の違いはなんだと考えることがありますが、現段階では人間には幸せや喜びといった快感情を感じうる能力があるという点ではないかと思うことがあります。 人工知能とは違い、私達人間は「幸せだなあ」と感じたり、あるいは「嬉しいなあ」と感じたりしますが、なぜ私達のからだはこのような感... 2018年11月28日 佐藤洋平
脳科学 脳の中のスモールワールド性とは何か? スモールワールド性と脳内の情報処理 「世界は狭い」という言葉があります。 これは初めてあった人との間に共通の友人がいたりして驚くことがありますが、 ある研究によると、知り合いの知り合いをたどっていくと、平均6回で、それがアメリカの大統領だろうとナミビアの漁師であろうと繋がりうることが報告されています。 世界の人口は70... 2018年11月20日 佐藤洋平