発達 予測的符号化 脳の中の聞くシステムと見るシステム:予測的符号化による情報処理 予測的符号化と音声理解 人間というのは言葉を使うことができますが、よくよく考えてみるとこの芸当は実に複雑にできています。 日本語だと標準的な速さで一秒間に6,7音(にほんごだと、ひょうじゅんてきな、などの発話が1秒)ですし、早口だと9,10音(にんげんというのは、ことばをつかうことが、などの発話が1秒)もの密度で話され... 2020年4月20日 佐藤洋平
発達 身体化された認知 【注目】ココロ=カラダ?身体化された認知仮説の研究厳選9本 「身体化された認知はあなたが考えるそれではない」 今回取り上げる“身体化された認知”というテーマですが、正直これも概念がつかめるようでつかめきれてない感じがあります。 この“身体化された認知”というのは端的に言えば認知というのは脳だけでなされるものではないということではないかと思います。 例えば野球のことを考えましょう... 2020年2月1日 佐藤洋平
社会性 虐待 【後編】虐待と精神疾患、依存症の関連研究23本 虐待経験によって精神疾患や依存症、内科疾患が引き起こされることが報告されています。この記事では虐待経験が心と体にどのような影響を及ぼすかについての学術論文を23本紹介します。... 2019年12月21日 佐藤洋平
発達 虐待 【前編】虐待は脳をどう変えるか?脳発達と男女差の研究23本 虐待と脳 ヒトは他者を虐げる生き物です。 どういった進化の過程で虐げる癖を身に付けたのかはわかりませんが、家庭や学校といった場所でこの人類の悪癖が出た場合、 虐げられたものたちは、どうにか生き残ろうと心と体のあり方を変えていきます。 こういった変化は幼少期においてとりわけ起こりやすく、心と体の中枢とも言える脳に様々な影... 2019年12月14日 佐藤洋平
社会性 ドーパミン 【保存版】ドーパミンと依存症、報酬系と行動経済学の脳科学15本 私たちは日々欲望に突き動かされますが、その根っこには報酬系といわれるドーパミンを中心とした脳内システムがあります。この記事では依存症や行動経済学をトピックとして報酬系についての学術論文を13本わかりやすく解説します。... 2019年11月23日 佐藤洋平
社会性 オキシトシン オキシトシンのポジティブ脳科学 母性愛と夫婦愛世界の研究34本 オキシトシンという女性ホルモンがあります。このホルモンは女性をお母さんに変える働きがあります。またこのオキシトシンは母性を強化するだけでなく、男性女性含めヒトの社会性全般に関わり、夫婦関係に強い影響を及ぼします。オキシトシンの愛情に関する世界の研究を34本紹介します。... 2019年10月28日 佐藤洋平
社会性 オキシトシン自閉症スペクトラム障害 オキシトシンのネガティブ脳科学 精神疾患と暴力性の研究29本 オキシトシンは人間の母性愛のみならずコミュニケーション全般に関わるホルモンですが、これが十分でないと不安感が強くなったり、うつ病や境界性人格障害などでも変化が見れることが知られています。オキシトシンのネガティブな側面についての世界の学術研究をまとめてご紹介します。... 2019年10月28日 佐藤洋平
発達 テストステロン ちょいワル男子が偉くなる理由とは? 男児におけるテストステロン、反社会的行動、および社会的優位性:思春期発達と生物社会的相互作用 憎まれっ子世にはばかるという言葉もありますが、 小さい頃の乱暴者ほど、おとなになってから偉くなるということもあるかと思います。 男性ホルモン、テストステロンというのはヒトを社会的上昇へ向かってけしかけるような働きがあり、 それ... 2019年8月18日 佐藤洋平
発達 自閉症スペクトラム障害 自閉症スペクトラム障害の自己評価:自閉症スペクトラム障害指数とは? 自閉症スペクトラム障害指数(The autism-spectrum quotient (AQ))とは? 自閉症スペクトラム障害を評価する方法は数多くありますが、 その多くは時間がかかったり、被験者本人以外の人の評価が必要なのですが、 被験者本人が短時間で評価できる方法というものはあるのでしょうか。 今日取り上げる論文は... 2019年4月26日 佐藤洋平
発達 集団的知性 知能とはなにか?:スピアマンの一般知能と特殊知能 知能とはなにか?スピアマンの知能の2因子説 子供を育てていると、どうしても親の欲が出てきて頭が良くなってくれればいいなと思ったりするのですが、 この頭の良さというのは一体どのようなものなのでしょうか。 確かに学校生活を思い出しても頭のいい人は、国語も算数もどちらも良くできましたし、 実際頭のいい人というのは、理解も飲み... 2019年4月7日 佐藤洋平