リハビリテーション
リハビリテーションの記事一覧
入院リハビリテーションにおける患者の脳卒中後の反対側のプッシャー症状を改善するための立位フレームの有用性 脳卒中患者のリハビリテーションで体軸が傾き座位や立位が上手に取れなく難渋することはよくあると思うのですが、 こういった症状に対するアプローチとして受動的立位を取らせるというものがあります。 この方法が有効という研究...
入院リハビリテーションにおける患者の脳卒中後の反対側へのプッシャー症状を改善するための立位フレームの有用性 脳卒中では様々な症状が現れますが、体軸が傾き上手に座ったり立ったりできない症状があります。 こういった症状はプッシャー症候群とも呼ばれることがありますが、これに対する有効な治療法というのはどのようなものなのでしょ...
側方突進(lateropulsion)もしくはプッシャー症候群の評価尺度 脳卒中ではしばしば姿勢障害が発生し、寝たり起きたり立ったりという基本的な動作が難しくなることがあります。 人間が姿勢を崩さずにきちんと立っている、あるいは座っているためには支持基底面の中にきちんと重心を置かなければならないのですが、 垂直位の知覚...
脳卒中後の垂直性知覚の異常を測定する:なぜ起こるのか?どのように起こるのか? 脳卒中になると、うまく手足が動かないという症状だけでなく、うまく座れない、うまく立てない、立とうとしても傾いてしまうという症状が現れることがあります。 こういった症状はプッシャー症候群と言われていますが、これは果たしてどういったメカニズムによ...
右視床病変後に見られた自己中心イメージに限局した半側空間無視の症例 半側空間無視というのは多くの場合、右半球損傷で頻繁に起こり、左側の視覚的認知機能が低下する病態ですが、 よく示されるエピソードに実際に見ているものだけでなく、想像上のイメージにおいても半側の視空間の情報がカットされるというものがあります。 今日取り上げ...
異なる基準フレームにおける視空間処理の神経基盤:半側空間無視からのエビデンス 私達の視覚認識というのは随分複雑にできていて一様ではありません。 一般に何かを見る時には自己中心(自分を中心として右か左か、上か下か)座標、 あるいは対象中心(視覚対象を中心として右か左か、上か下か)座標があると考えられており、 これは電車に...
重みと尺度:無視症状における線分二等分法の新しい見方 半側空間無視の評価で頻繁に用いられる評価方法として線分二等分課題というものがあります。 これは患者に水平線を見せ、その真中を指示される方法ですが、スクリーニングには便利なものの、様々な研究から患者の反応のばらつきが大きく一定しないことが示されています。 しかしながら...
視覚性無視における以前に検索した部位の再検討:古い部位を新規と判断する際の右側頭頂部および前頭部病変の役割 左半側空間無視では、単に左側の認知がうまく出来ないだけでなく、右側に対して過剰に注意が働いていることが様々な研究から示されています。 こういった過剰な注意というのは、一度見たはずの右側の対象を繰り返し繰り返し見...
急性脳卒中における自己中心性および対象中心性の視空間的および触覚的無視の解離 半側空間無視はその多くが左側への症状として現れ、左側の空間認識能力が低下するのですが、 この左側の空間認知能力の低下が自己中心性のものか、対象中心性のものかという違いがあります。 こういった違いを調べるものとして、以下の図のような課題がある...
キーワードを入力してください
自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
記事一覧
ブログをメールで購読
29人の購読者に加わりましょう
カテゴリー