脳科学の記事一覧
運動制御における計算論的神経解剖学 「運動制御における計算論的神経解剖学」① 今回取り上げる論文は、先日あるセミナーで教えていただいた最適フィードバック制御というモデルについての論文です。 難しくて理解しきれない部分も多く、何回かに分けて紹介しようと思うのですが、 端的にいうと ①脳はコスト計算を行っている、すなわち費...
「ヒトの運動学習におけるモデル―ベースメカニズムとモデルなしメカニズム」① 運動制御に関わる神経機構についての新しい知見についていくつか取り上げてきました。 その中心になるのが最適フィードバック制御理論に基づく運動制御システムでこれは以下の概念図で示されるものになります。 →→→基底核←←←←← ↑ ↓ ...
はじめに 運動学習というのは生まれた直後から体が衰え動けなくなるまで続いていきます。 立つこと、歩くこと、走ること、ボールを投げたり、杖をついたり、おぼつかない足で家の中を歩いたり、 私達の脳は絶えず自らの身体とその周りの環境との関係を最適化すべく運動を学習していきます。 前回は運動学習に関わる脳メカニズムについて基本...
運動学習というのは、スポーツにしろリハビリテーションにしても避けることのできないテーマだと思うのですが、今回の記事では運動学習についての代表的な研究を14本取り上げ、わかりやすい形で解説したいと思います。...
虐待経験によって精神疾患や依存症、内科疾患が引き起こされることが報告されています。この記事では虐待経験が心と体にどのような影響を及ぼすかについての学術論文を23本紹介します。...
虐待と脳 ヒトは他者を虐げる生き物です。 どういった進化の過程で虐げる癖を身に付けたのかはわかりませんが、家庭や学校といった場所でこの人類の悪癖が出た場合、 虐げられたものたちは、どうにか生き残ろうと心と体のあり方を変えていきます。 こういった変化は幼少期においてとりわけ起こりやすく、心と体の中枢とも言える脳に様々な影...
サイコパスは一般に両親を持たないと言われていますが、このような人たちはどのような脳の特徴を持っているのでしょうか。この記事ではサイコパスの脳の特性について研究した論文23本をわかりやすく説明してあります。...
ドーパミンの基本的な働きとは? 私たち人間は波のある生き物です。 気分がアゲアゲの時もあれば、ボンヤリしていたり、どんよりしていたり、なかなか味わい深い生き物なのですが、 こういった気分の上がり下がりには様々な神経伝達物質が関わっており、そのなかでもドーパミンは気分を上げる、覚醒レベルを高める役割を持っています。 覚醒...
私たちは日々欲望に突き動かされますが、その根っこには報酬系といわれるドーパミンを中心とした脳内システムがあります。この記事では依存症や行動経済学をトピックとして報酬系についての学術論文を13本わかりやすく解説します。...
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自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
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