- ホーム
- 佐藤洋平
佐藤洋平
脳科学・心理学に関するコンサルティング業務を行う傍ら、心と体の関係について大学院で脳波を使った研究をしています。ヒトの心や社会性といったところに興味があります。趣味は人間観察と考えること全般、料理、読書、執筆です。非営利団体もしくは個人限定で簡単なご質問でしたら無料でお調べいたします。興味のある方はメールアドレス:joyjoyjoy83@gmail.comまでどうぞ。
佐藤洋平の記事一覧
視覚性無視における以前に検索した部位の再検討:古い部位を新規と判断する際の右側頭頂部および前頭部病変の役割 左半側空間無視では、単に左側の認知がうまく出来ないだけでなく、右側に対して過剰に注意が働いていることが様々な研究から示されています。 こういった過剰な注意というのは、一度見たはずの右側の対象を繰り返し繰り返し見...
急性脳卒中における自己中心性および対象中心性の視空間的および触覚的無視の解離 半側空間無視はその多くが左側への症状として現れ、左側の空間認識能力が低下するのですが、 この左側の空間認知能力の低下が自己中心性のものか、対象中心性のものかという違いがあります。 こういった違いを調べるものとして、以下の図のような課題がある...
内因性覚醒レベルの低下による注意および感覚への影響 半側空間無視の発症機序は複雑でいろいろな仮説が挙げられていますが、 その中でも注意機能が大きな影響を与えることが様々な研究から報告されています。 この注意機能というのは右や左と行った特定の方向への注意能力ではなく、全般的にぼんやりしているような覚醒レベルとも関連した...
注意力低下に伴う空間意識の右方向への移動 半側空間無視では多くの場合、右半球損傷によって左側への視覚的認知が障害されますが、 このような現象は患者さんの覚醒状態によっていくらか変動するような印象があります。 つまりぼんやりしているときは左側への注意が向かいづらく、リハビリ室で気を張って歩いているときはそうでもなかったり...
半側空間無視における空間的ワーキングメモリの容量 半側空間無視の病態は複雑で、その要因としては様々なものが考えられています。 今日取り上げる論文は、空間的ワーキングメモリが果たして半側空間無視と関係あるかについて調べたものです。 空間的ワーキングメモリというと、すぐにはイメージが浮いてこないかもしれませんが、 トランプ...
経時的な空間的位置に対する注意を維持する際の右後頭頂皮質の役割 半側空間無視は複雑な病態で、その発症に関わる脳領域も様々ですが、 その中でも右の後部頭頂葉が重要であるという説があります。 この後部頭頂葉というのは上頭頂小葉と下頭頂小葉に分けられ、 前者はオンラインでの視覚ー行動制御に関わり、後者は行動理解と空間認識に関...
4,462名の男性のサンプルにおけるテストステロン、社会階級および反社会的行動 テストステロンというのは男性ホルモンの一種で、一説によると人を攻撃的にさせる作用があるそうですがこれを是正する方法というのはあるのでしょうか。 今日取り上げる論文は、ベトナム戦争の退役軍人を対象にテストステロンの値と攻撃行動、社会経済状態の...
経済行動におけるエストロゲンとテストステロンの効果についてのランダム化比較試験 人には色んなキャラがあり、控えめな人からクレバーな人、親切な人など様々ですが、 こういった人の性格傾向や行動傾向には性ホルモンが関与されているとも言われており、 特に男性ホルモンの一つであるテストステロンは、ヒトを成功に駆り立てるべく、色ん...
右脳と左脳の起源 脳の機能を右脳と左脳にざっくり分けるのはあまりに乱暴だとは思いますが とはいえ、脳というのは他の臓器と同じく左右非対称に出来ており、言語機能が左側に偏っていたり、あるいは注意機能が右側に偏っていたりという側性差というものが見られます。 こういった右脳と左脳が持つ側性差というものは進化論の立場からはどの...
キーワードを入力してください
自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
記事一覧
ブログをメールで購読
29人の購読者に加わりましょう
カテゴリー