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「謝ったら死ぬ病」という病があるらしい。だが、世を渡る上で、一度も頭を下げずに生きるのは難しい。

そもそも、なぜ人は怒るのか。なぜ謝罪を求めるのか。

認知心理学の予測符号化理論から見ると、興味深いことが分かる。

私たちは無意識に多くの信念を抱いて生きている。取引先に暴力を振るわれることはない、パートナーは浮気などしない、学校は安全な場所だ——そんな風に。

だが信念は裏切られることがある。その時、人は深い不安に襲われる。

信念があるから、いちいち疑わずに社会を歩ける。それが崩れると、世界は一変する。安全だと思っていた場所が、突然恐ろしく予測不能な場所になる。

だから人は、崩れた信念を取り戻そうとする。裏切った相手に行動を改めさせ、二度と起きないよう、その心を変えてほしいと願う。

怒って謝罪を求める心理とは、相手を変えることで自分の世界観を立て直そうとする試みなのだ。それはパートナーの不倫であっても、従業員の遅刻であっても本質的には同じことである。

ならば真の謝罪とは、内面の変化を伝え、今後の行動を示すものでなければならない。

謝っても死にはしない。「自分は正しい」という信念は死ぬかもしれないが、それは世界をより正しく知ることでもある。

謝るべきときには、心の底から謝っていきたい。

ちなみに本日11月5日(水)20:54〜 テレビ東京『バカリズムのちょっとバカりハカってみた』に出演予定である(事前収録だが)。

テーマは「脳科学から考えた謝罪」。

興味のある人は見てほしい。

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