認知 半側空間無視 セル・アセンブリ理論とは何か? 脳梁とセル・アセンブリの関係とは? 脳というのは大脳だけで数百億個、小脳も入れると千数百億個の神経細胞からできていますが、 この無数の神経細胞は単独で働いているわけではなく、夜空を彩る星座のようにそれぞれ繋がり合うことで機能しています。 しかしながらこれらのつながりは星座のように固定的なものではなく、 状況(例として物... 2019年6月30日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視 左半側空間無視患者が持つ右方向への問題? 問題は左側だけなのか? 半側空間無視では左側を認識しづらくなるという症状が見られますが、そもそもこれはなぜなのでしょうか? なぜこのような症状が起こるかについては注意機能の問題が関係するというものやワーキングメモリの問題だというものもありますが、 今日取り上げる論文は、左半側空間無視には右方向へのサッケード(急速眼球運... 2019年6月25日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 注意障害と半側空間無視の関係とは? 空間的な左右差とは関係のない注意症状と半側空間無視の関係とは? 半側空間無視というのは多くの場合左側の無視症状として現れ、日常生活全般に大きない影響を与えます。 それゆえ臨床的な検査にしても、その考察にしても、いかに注意が左側へ偏っているかというところへ着目しがちなのですが、 果たして半側空間無視というのは単に空間的注... 2019年6月23日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 注意の瞬き:時間的注意と空間的注意は関係するか? 注意の瞬きと半側空間無視 注意の瞬きというのは聞き慣れない言葉ですが、 これは人が一度に知覚できる時間容量には限度があり、 具体的には一度目の視覚刺激が提示されてから400ミリ秒以内に提示された視覚刺激を認識できなくなるような現象を指します。 下の図でいうとT1とT2の間が400ミリ秒以内だとT2が認識できなくなるよう... 2019年6月23日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 右半球のブローカ野相同部位と半側空間無視? 半側空間無視の責任領域はどこか? 半側空間無視というのは複雑な病態で、これに関わる脳領域も様々です。 それゆえ決定的な責任領域というのは判断しづらいのですが、それでもどこか鑑別する上で参考になるような領域というのはあるのでしょうか。 今日取り上げる論文は、5名の左半側空間無視患者を対象に神経心理学検査とCT画像による検... 2019年6月23日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 右半球損傷では何が起こるのか? 左右半球の脳損傷と反応時間課題 脳の機能を調べる方法はいろいろありますが、 その中でも最もシンプルなものになにか課題をさせているときの反応時間を調べるというものがあります。 例えば不安や恐怖に関わる領域として扁桃体がありますが、 この扁桃体を損傷した人を対象に不安や恐怖を掻き立てるような画像を見せ、それに反応してボタン... 2019年6月16日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 暗闇の中で半側空間無視患者は何を見るか? 半側空間無視患者は暗闇でも左側が見えないのか? 半側空間無視患者のADLに対する介入として生活場面での視野の調整というものがあります。 これは右側へ注意が向きづらくなるように右側を壁にしたり遮蔽物をおいたりするものですが、 果たして半側空間無視患者の病態というのは外部からの視覚情報だけによって現れるようなものなのでしょ... 2019年6月13日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視注意 トップダウン的注意とボトムアップ的注意に関わる神経メカニズムとは? 2つの注意システムと脳内ネットワーク 普段私達はいろんなものに注意をして生きていますが、この注意には大きく分ければ二種類あります。 一つはトップダウン的な注意で、これは自らの意思で何かを探索するような注意です。待ち合わせの場所で誰かを探したり、あるいは部屋の中で何かを探しているときの注意を考えてもらえばわかりやすいかと... 2019年6月13日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 自己中心性無視と対象中心性無視の違いとはなにか? 半側空間無視における自己中心性無視と対象中心性無視? 私達は日々様々な視点でいろんなものを見ていますが、 こういった視点には様々なものあることが知られています。 一つは自己中心性のもので自分の目を世界の中心に据え置き世界を見るようなものです。これと対象的なのが対象を世界の中心に置くような視点です。 この説明だけだとわか... 2019年6月8日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視 どの領域の損傷が原因なのか?半側空間無視とコネクティビティ 視覚情報処理システムと半側空間無視 脳というのは昔の人が考えたように単独の領域がそれぞれ独立して働くようなものではなく、 いろんな領域が繋がり合うことでいろいろな機能が現れ出てきます。 それは何かを見たり聞いたり動いたり考えたりですが、こういった機能を生み出すつながりにはいくつか種類があります。 一つは解剖学的連結と言... 2019年6月8日 佐藤洋平