【脳科学専門ネット図書館】会員募集〜ワンコインで世界中の脳科学文献を日本語要約〜

テストステロンに影響を与える因子とは何か?

テストステロンというのは男性ホルモンの一種で、一説によればこれはヒトを攻撃的にする作用があるとも言われています。

しかしながらこのテストステロンに影響する因子とは果たしてどのようなのものなのでしょうか。

今日取り上げる論文は、女性受刑囚を対象に、テストステロンと犯罪歴、刑務所内での行動、さらにテストステロンに影響を与える因子について調べたものです。

対象となったのは平均年齢33歳の女性受刑囚87名ですが、

結果を述べるとテストステロンの値が高いほど暴力的な行動によって収監されている割合も高いこと、

また年齢が上がるごとにテストステロンの値も低下し、これが刑務所内での暴力的な問題行動も低下することが示されています。

人間歳をとって丸くなるというのは、テストステロンレベルの低下で説明できることもあるのかなと思いました。

参考URL:Age, testosterone, and behavior among female prison inmates.

【要旨】

目的:この研究の目的は、テストステロン濃度が、単独もしくは年齢との相互作用しても、女性の刑務所受刑者の犯罪行動および施設内行動とどのように関連しているかを決定することであった。方法:対象は最大治安国の刑務所内の87人の女性受刑者であった。犯罪行為は裁判記録から記録された。施設内の行動評価は、刑務所記録と職員へのインタビューから得点された。テストステロンのレベルは、唾液サンプルから採点された。結果:相関関係解析から、年齢、テストステロン、犯罪行動、および施設内行動の間の一次関係が明らかにされた。構造方程式分析は、年齢がテストステロンの低下につながり、ひいては刑務所における暴力的犯罪の減少と攻撃的支配の低下につながるという因果関係モデルを示唆している。結論:テストステロンは、男性の間で報告されているように、女性の間で刑事暴力および刑務所での積極的な支配に関連しいる。年齢によるこれらの行動の変化は、テストステロン値の低下によって部分的に説明されている。

コメント

年をとって体の無理が効かなくなってきた。

研究に時間を割かなければ行けないのはわかっていても

もともと男性ホルモンのレベルが低いのに加齢によってさらに下がり、

0歳、2歳、7歳の子供の笑顔にほだされて(この表現が一番ぴったりくる)

尖った生き方がしづらくなってきているような気がします。

生理学的にも人生にエッジをかけるのは家庭を持たない若いうちが一番適切なのかなと

今になって思ったりです。

 

完全オーダーメイド!脳科学コンサルティング・リサーチはこちら!

当ブログの管理人佐藤洋平が、オーダーメイドで最新の脳科学情報について分かりやすいご説明をいたします!

脳科学について詳しく知りたいけれど時間の取れない方、講演や執筆にあたって脳科学に関する分かりやすい資料をお探しの方、英語で書かれた最新の脳科学情報を知りたいのだけれども英語論文を読み込む時間が取れない方、懇切分かりやすいご説明を致します。お気軽にご相談ください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事