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頭頂葉と注意機能の関係とは? 生きる上で私達は朝起きて夜寝るまで、生まれてから死ぬまでなにかに注意しながら生活しています。 朝起きれば、壁にかかった時計に目を向けますし、臨床現場では転倒リスクのある患者さんに目を向けます。 しかしながら注意というのはこのような意識的で能動的な注意だけでなく、はっと気づくような注意、刺激...
集団的知性:変化に強い組織とはどのような組織なのか? 「強い組織が生き延びるのではない、変化できる組織が生き延びるのだ」 というのはビジネス書を開けば必ず出てくるようなフレーズではあるのですが、 仕事をしていると環境がガラリと変わり従来のやり方が通用しなくなるときというのが必ずきます。 小手先の変化だけでなく根本的な変...
自閉症スペクトラム障害児の発達と多感覚情報処理の関係とは? 人間というのは生まれてから死ぬまで発達していく生き物ですが、 この発達の基礎になるのは外部の情報をどれだけ上手に取り込めるかということがあります。 見るもの、聞くもの、触るもの、様々な情報を通して脳に刺激が与えられていきますが、 私達の知覚というのは多くの場合...
半側空間無視とネットワーク 臨床場面でしばしば遭遇する脳卒中に関連する症状に半側空間無視というのがあります。 この半側空間無視では殆どの場合、左側への注意が低下し、歩いていても食べていても左側のものに気づきにくいという現象が起こります。 この半側空間無視は、患者さんの経過を見ていると発症後、症状が改善するものとなかなか...
注意をすることと視線を動かすことは同じか? 「目端がきく」という言葉もありますが、私達人間は様々なものに注意を向ける生き物です。 注意するときには大概の場合視線をそちらの方へ向けますが、 こういった時にはサッケード(急速眼球運動)と呼ばれる減少が起こります。 ヒトの目というのは意外とはっきり見えているようでいてそうでは...
なぜランナーズ・ハイが起こるのか? マラソンをしたことがある人だったらわかると思うのですが、もう走れないという限界を超えると急に体と心に羽が生えたように楽になるような瞬間があります。 こういった現象はランナーズ・ハイとも呼ばれているのですが、なぜこのようなことがおこるのでしょうか。 今日取り上げる論文は、このランナーズ...
幸福な社会とはなにか? 雑誌やテレビ、インターネットを見ているとしばしば幸福な都道府県ランキングや幸福な国ランキングというものが特集されていますが、 はたして幸福なコミュニティとはどのようなものなのでしょうか? というか、これを読んでいるあなたはひょっとしたら東京の真ん中に住んでいるかもしれませんし、あるいは周囲数百人...
自閉症スペクトラム障害における感覚処理の問題 自閉症スペクトラム障害の特徴として、しばしば言葉の発達の遅れや対人コミュニケーションの困難さがあげられます。 一つの疾患を単一の原因で説明するのは無理だとは思うのですが、それにしてもこれらの自閉症スペクトラム障害の症状の中核にあるものというのはどのようなものなのでしょうか。...
人工知能と頭頂葉、リーチ動作 人間の脳というのは見方によっては有機物でできたコンピュータとみることもできるのですが、 実際脳科学の歴史を振りかえってみると、人工知能研究と補い合いながら発達してきた歴史があるようです。 今日取り上げる論文は、リーチ動作における頭頂葉の神経細胞がどのような仕組みで動いているのかについて調べ...
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自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
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