幸せを作る7つの神経伝達物質?
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なぜ私達は喜びや幸せを感じるのか?

人工知能と人間の違いはなんだと考えることがありますが、現段階では人間には幸せや喜びといった快感情を感じうる能力があるという点ではないかと思うことがあります。

人工知能とは違い、私達人間は「幸せだなあ」と感じたり、あるいは「嬉しいなあ」と感じたりしますが、なぜ私達のからだはこのような感情を抱くように作られているのでしょうか。

人間というのはある日、突然出来上がったようなものではなく、ここに至るまでにはゾウリムシのような単細胞生物からの長い進化的な歴史の上に成り立っています。

生物の宿命とは生き残って子孫を残すことであり、その線に沿って生物は様々な能力を獲得してきました。

それは早く走るための骨格であったり、相手を突き殺すような牙だったり、優れた免疫システムだったりしますが、これらに加えて快を求め、不快を避けるように個体を突き動かす神経伝達物質というものも進化の過程で発達してきました。

 

幸せにつながる7つの神経伝達物質とはなにか?

今日取り上げるエッセイは、幸福に関する7つの神経伝達物質について消化したものです。

具体的には

1.エンドカンナビノイド、筆者いわくこれは「至福の分子」でいわゆる脳内麻薬になります。ランナーズ・ハイなどで至福の感情が得られたりしますが、そのような状態で分泌されるものになります。

2.ドーパミン、「報酬分子」であり、報酬を追い求めて個体を突き動かす分子になります。チョコレートや素敵な異性、お金を目の前にするとテンションが上ったりしますが、このような時に分泌されるようなものになります。

3.オキシトシン、「結びつけ分子」であり人と人との絆を作ります。一緒にご飯を食べたり、災害やトラブルなどに巻き込まれてピンチに陥ることで分泌され、他者とのつながりを強くします。

4.エンドルフィン、「痛みを殺す分子」で鎮痛効果がある分子になります。ストレスフルな環境や性的オーガニズム、高強度の運動で分泌されます。

5.GABA 、「抗不安分子」で不安を抑えるような働きがあります。ヨガや瞑想などでも増やせるそうです。

6.セロトニン、筆者いわく「自信をつける分子(?)」としていますが、生理学的には感情を安定させる働きがあることが知られています。成功体験を積むことで分泌されやすくなるのではと筆者は主張しています。

7.アドレナリン、「エネルギッシュにする分子」になります。恐怖を感じる状況で分泌され、戦う/逃げるができるようにヒトのからだを最適化する役割があります。

 

幸福感とはワクワクや安心感などいろいろな感情から成り立っていますが、それぞれに対応するような神経伝達物質もまた存在するんだろうなと思いました。

参考URL:The Neurochemicals of Happiness

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