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自閉症スペクトラム障害の記事一覧
自閉症スペクトラム障害児の発達と多感覚情報処理の関係とは? 人間というのは生まれてから死ぬまで発達していく生き物ですが、 この発達の基礎になるのは外部の情報をどれだけ上手に取り込めるかということがあります。 見るもの、聞くもの、触るもの、様々な情報を通して脳に刺激が与えられていきますが、 私達の知覚というのは多くの場合...
自閉症スペクトラム障害における感覚処理の問題 自閉症スペクトラム障害の特徴として、しばしば言葉の発達の遅れや対人コミュニケーションの困難さがあげられます。 一つの疾患を単一の原因で説明するのは無理だとは思うのですが、それにしてもこれらの自閉症スペクトラム障害の症状の中核にあるものというのはどのようなものなのでしょうか。...
カクテルパーティー効果と自閉症児の聞き取り能力 私達が生きている世界というのはある意味すべてフェイクです。 世界をありのままに捉えるというのは人間の機能を考えても無理であり、私達が感じている世界というのは多分に脳内で編集加工されたものです。 これは会議の様子を録音したものを聞いた事がある人であれば想像がつくと思うのです...
「自閉症者は口を見る」は正しいか? 目というのはその人の気持ちが現れるところであり、それゆえ目を観ることはコミュニケーションを取る上で非常に重要になりますが、 自閉症者においては目を観ることが苦手であり、それゆえ会話のときには目でなく口のあたりを見る事が多いということが言われています。 また自閉症者においては心を読み取...
自閉症スペクトラム障害の診断方法 自閉症スペクトラム障害では一般に人とのコミュニケーションに困難をきたし、興味や行動が常同的で反復的であるとされていますが、はたしてだれがどのようにこれを診断すのでしょうか。 今日取り上げる論文は、自閉症の診断基準の一つであるADOS‐Gの開発がどのようになされたのかについての論文になり...
ネットワークの見方:スモールワールドネットワークとはなにか? 私達の住む世界等のはネットワークにあふれています。 身近なところだと親類縁者というのは一つのネットワークですし、 外に出かけようと思って電車などに乗りますが、これも東京駅を基点として大きな駅と小さな駅で構成される一大ネットワークですし、 そのスマートフォンが...
脳梁とはなにか? ヒトの脳というのは大きさにしておよそこぶし2個分ですが、その全てが神経細胞本体で埋まっているわけではありません。 神経細胞というのは一般に軸索と呼ばれる長い神経繊維を持っており、これが脳の中で結構な体積を占めています。 このような神経繊維の中でも長いものは左右の脳半球をまたいでおり、これが太く束になっ...
私達の脳はどうやって言葉を聞いているのか? 私達の脳というのは汎用コンピュータに似て、ありとあらゆる情報を処理することができます。 それは空飛ぶ鳥を見分けたり、紅茶の香りを嗅ぎ分けたり様々ですが、社会で生活する上で重要な情報に言葉というものがあります。 言葉というのは翌々考えてみると、これは単なる音響であり、シンバルの...
自閉症スペクトラム障害における「見る」ことの困難 自閉症スペクトラム障害というのは、様々な特徴がありますが、その中の一つに「見ることの困難」というものがあります。 小さい子を育てていると「ちゃんと見なさい!」だとか「ちゃんと見てるの?」ということが多いと思うのですが、 自閉症スペクトラム障害では、この「見る」というとこ...
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自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
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