認知 半側空間無視 右半球損傷では何が起こるのか? 左右半球の脳損傷と反応時間課題 脳の機能を調べる方法はいろいろありますが、 その中でも最もシンプルなものになにか課題をさせているときの反応時間を調べるというものがあります。 例えば不安や恐怖に関わる領域として扁桃体がありますが、 この扁桃体を損傷した人を対象に不安や恐怖を掻き立てるような画像を見せ、それに反応してボタン... 2019年6月16日 佐藤洋平
社会性 テストステロン テストステロンから見る:愛と暴力、生殖の可能性について なぜテストステロンは愛と暴力に関わるのか? 男らしさがなにかという定義は難しいのですが、 これを一つの極端な形であらわせば「英雄」ということになるのではないかと思います。 常に戦い挑み、勝利し、支配し、モテまくるというのは古代の英雄譚から近年のヤンキー漫画まで共通する一つの形だと思うのですが、 こういった男らしさに関わ... 2019年6月16日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 暗闇の中で半側空間無視患者は何を見るか? 半側空間無視患者は暗闇でも左側が見えないのか? 半側空間無視患者のADLに対する介入として生活場面での視野の調整というものがあります。 これは右側へ注意が向きづらくなるように右側を壁にしたり遮蔽物をおいたりするものですが、 果たして半側空間無視患者の病態というのは外部からの視覚情報だけによって現れるようなものなのでしょ... 2019年6月13日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視注意 トップダウン的注意とボトムアップ的注意に関わる神経メカニズムとは? 2つの注意システムと脳内ネットワーク 普段私達はいろんなものに注意をして生きていますが、この注意には大きく分ければ二種類あります。 一つはトップダウン的な注意で、これは自らの意思で何かを探索するような注意です。待ち合わせの場所で誰かを探したり、あるいは部屋の中で何かを探しているときの注意を考えてもらえばわかりやすいかと... 2019年6月13日 佐藤洋平
社会性 テストステロン テストステロン・パラドックス 免疫と男らしさと性淘汰 見せかけの男らしさは寿命を縮める?テストステロンと免疫機能 いろんな好みはあると思いますが、基本的には女性は男らしい外見を持つ男性を好み、男性はそれに応えるよう筋トレに励みます。 筋トレを行うことで男性ホルモンであるテストステロンが分泌されるのですが、実はこのテストステロンには免疫機能の抑制作用があり、様々な動物実験か... 2019年6月9日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 自己中心性無視と対象中心性無視の違いとはなにか? 半側空間無視における自己中心性無視と対象中心性無視? 私達は日々様々な視点でいろんなものを見ていますが、 こういった視点には様々なものあることが知られています。 一つは自己中心性のもので自分の目を世界の中心に据え置き世界を見るようなものです。これと対象的なのが対象を世界の中心に置くような視点です。 この説明だけだとわか... 2019年6月8日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視 どの領域の損傷が原因なのか?半側空間無視とコネクティビティ 視覚情報処理システムと半側空間無視 脳というのは昔の人が考えたように単独の領域がそれぞれ独立して働くようなものではなく、 いろんな領域が繋がり合うことでいろいろな機能が現れ出てきます。 それは何かを見たり聞いたり動いたり考えたりですが、こういった機能を生み出すつながりにはいくつか種類があります。 一つは解剖学的連結と言... 2019年6月8日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 三種類の半側空間無視?半側空間無視のサブタイプ判別について 半側空間無視における受動的注意、能動的注意、身体的無視 臨床現場で頻繁に遭遇する半側空間無視ですが、この発症機序はなかなか複雑で細かく見ると同じ半側空間無視でも様々な亜型があると感じることは多いのではないでしょうか。 この半側空間無視の本態と考えられているものに注意機能の障害というものがあります。 一般に注意機能には二... 2019年6月6日 佐藤洋平
生理学 テストステロン なぜ大人の男は怖いのか?テストステロンの経年変化 テストステロンは二度変わる?経年変化と反応的変化 男性ホルモンの代表的なものとしてテストステロンというものがあります。 このホルモンはいわゆる「男らしさ」に関わるホルモンで、ヒトを地位や権力、異性の獲得を巡って競争に駆り立てる力があるのですが、 私達の人生のおいてこのテストステロンの値というのはどのように変化していくの... 2019年6月6日 佐藤洋平
社会性 テストステロン なぜ男は自滅を目指して頑張るのか?金融市場とテストステロン 男性ホルモン テストステロンと金融市場の関係とは? テストステロンというのは男性ホルモンの一種で、個体を成功、報酬、社会的地位のアップなどを目指して頑張らせるような働きがあるのですが、これは男性ホルモンと言われるだけあって男性には女性の10倍以上のテストステロンが分泌されているそうです。 このテストステロンですが、マッ... 2019年5月26日 佐藤洋平