社会性 テストステロン 反応的攻撃に関わるメカニズムとテストステロン ヒトの攻撃性の社会的神経内分泌学 進化の過程というのは戦いの歴史であり、 太古の昔から私達生物は自らの生き残りをかけて暴力の世界を生きてきているのですが、 この暴力、攻撃行動にはヒトでは二種類あることが知られています。 一つは反応的攻撃というもので、これは何か不快な出来事が引き金になり、感情の抑制が効かなくなって攻撃す... 2019年7月7日 佐藤洋平
社会性 テストステロン 【テストステロン】女性受刑者にみるテストステロンの影響力とは? テストステロンに影響を与える因子とは何か? テストステロンというのは男性ホルモンの一種で、一説によればこれはヒトを攻撃的にする作用があるとも言われています。 しかしながらこのテストステロンに影響する因子とは果たしてどのようなのものなのでしょうか。 今日取り上げる論文は、女性受刑囚を対象に、テストステロンと犯罪歴、刑務所... 2019年6月30日 佐藤洋平
社会性 テストステロン テストステロンから見る:愛と暴力、生殖の可能性について なぜテストステロンは愛と暴力に関わるのか? 男らしさがなにかという定義は難しいのですが、 これを一つの極端な形であらわせば「英雄」ということになるのではないかと思います。 常に戦い挑み、勝利し、支配し、モテまくるというのは古代の英雄譚から近年のヤンキー漫画まで共通する一つの形だと思うのですが、 こういった男らしさに関わ... 2019年6月16日 佐藤洋平
社会性 テストステロン テストステロン・パラドックス 免疫と男らしさと性淘汰 見せかけの男らしさは寿命を縮める?テストステロンと免疫機能 いろんな好みはあると思いますが、基本的には女性は男らしい外見を持つ男性を好み、男性はそれに応えるよう筋トレに励みます。 筋トレを行うことで男性ホルモンであるテストステロンが分泌されるのですが、実はこのテストステロンには免疫機能の抑制作用があり、様々な動物実験か... 2019年6月9日 佐藤洋平
生理学 テストステロン なぜ大人の男は怖いのか?テストステロンの経年変化 テストステロンは二度変わる?経年変化と反応的変化 男性ホルモンの代表的なものとしてテストステロンというものがあります。 このホルモンはいわゆる「男らしさ」に関わるホルモンで、ヒトを地位や権力、異性の獲得を巡って競争に駆り立てる力があるのですが、 私達の人生のおいてこのテストステロンの値というのはどのように変化していくの... 2019年6月6日 佐藤洋平
脳科学 寝る子は育つ?睡眠と学習に関する神経学的研究 睡眠は学習にどのような影響を与えるのか? 寝る子は育つという言葉があります。 育つのは子供だけでなく大人も一緒であり、人というのは一生かけて育つ生き物と考えると大人においても寝ることは大事になってくると思うのですが、この睡眠と学習の関係は現在神経科学分野ではどの程度明らかにされているのでしょうか。 今日取り上げる論文は... 2019年4月7日 佐藤洋平
うつ病 エクササイズでなぜ不安感を減らすことができるのか? 不安症状と免疫機能 ヒトというのはコミュニケーションを取って生きる生き物です。 それゆえあまりに不安感が強いとヒトとうまくコミュニケーションが取れなくなり、生活全般に不都合を生じることがありますが、 近年、有酸素運動や筋トレなどのレジスタンストレーニングで不安症状を軽減できることが報告されています。 しかしながらなぜこ... 2019年2月17日 佐藤洋平
脳科学 知能で人生はどの程度決まるか? 一般的知能とはなにか? 知能というと漠然としているのですが、私達は日々計算したり、予測したり、文章を読んだり様々なことに頭脳を使って生きています。 それなりの得意不得意というものがあるにしろ、一般に知能の高い人というのは計算問題をとかせても、外国語を覚えさせても、あるいは何らかの資格テストにしろ、そうでない人と比べて良... 2019年1月6日 佐藤洋平
社会性 集団的知性心拍変動 生理学的に見たチームワークの力:心拍変動と社会的連帯の関係 心拍変動(Heart Rate Variability/HRV)とはなにか? 心拍変動というのは、どうにも聞き慣れない言葉ですが、これは心拍数のリズムの変動を表す概念になります。 私達の心臓はドクンドクンと規則正しく動いているように見えますが、必ずしも定規で図ったように一定のリズムで動いているとは限りません。 ドックン... 2018年12月16日 佐藤洋平