リハビリテーション
リハビリテーションの記事一覧
半側空間無視の回復はどのような流れでなされるのか? リハビリテーションの現場で患者さんによく聞かれることばとして「この病気はよくなりますか?」というものがあります。 疾患が中枢神経疾患であった場合、予後は必ずしも良くなかったり、あるいは完全な回復というのが難しいこともありセラピストの多くは明確に答えることは避けるとは思...
半側空間無視はどのようにして起こってどのようにして回復するのか? 臨床現場で遭遇する高次脳機能障害は様々なものがありますが、その中でも頻度が高いものの半側空間無視というものがあります。 この半側空間無視では視界の左右半分(殆どの場合は右半球損傷例での左半分)の様々な刺激に対して注意が向きづらくなり、ご飯を食べ残したり、...
なぜあなたは生き延びてこれたのか?脳の中の2つの注意システムとは 何もあなたを脅そうというつもりはありませんが、、基本的に世界は危険に満ち溢れています。 道を歩いてスマートフォンを見ていると自動車がビュンビュン走っていますし、職場で上司の悪口を言ってるところにその上司が入ってくるということもあります。 上手に歩いている...
頭頂葉と注意機能の関係とは? 生きる上で私達は朝起きて夜寝るまで、生まれてから死ぬまでなにかに注意しながら生活しています。 朝起きれば、壁にかかった時計に目を向けますし、臨床現場では転倒リスクのある患者さんに目を向けます。 しかしながら注意というのはこのような意識的で能動的な注意だけでなく、はっと気づくような注意、刺激...
半側空間無視とネットワーク 臨床場面でしばしば遭遇する脳卒中に関連する症状に半側空間無視というのがあります。 この半側空間無視では殆どの場合、左側への注意が低下し、歩いていても食べていても左側のものに気づきにくいという現象が起こります。 この半側空間無視は、患者さんの経過を見ていると発症後、症状が改善するものとなかなか...
注意をすることと視線を動かすことは同じか? 「目端がきく」という言葉もありますが、私達人間は様々なものに注意を向ける生き物です。 注意するときには大概の場合視線をそちらの方へ向けますが、 こういった時にはサッケード(急速眼球運動)と呼ばれる減少が起こります。 ヒトの目というのは意外とはっきり見えているようでいてそうでは...
半側空間無視と臨床評価 半側空間無視というのは、脳卒中で頻繁に見られる高次脳機能障害で、臨床場面ではこれに対する治療や評価が頻繁になされています。 しかしながら半側空間無視の病態は複雑で、評価方法も簡単なものから複雑なものまで様々です。 臨床場面で使える時間というのは限られており、できるだけ短時間で正確な検査を行うこと...
バスケットボールのフェイントはなぜ有効か? バスケットボールでは、しばしば相手を混乱させる目的で、ボールを投げる方向とは関係のない方向に視線を向けたり投げるような素振りをしたりします。 こういったフェイントを仕掛けることで相手の反応が遅くなったり間違ったりしますが、なぜこういった事が起こるのでしょうか。 またリハビリテ...
実行機能とはなにか? 私達は朝起きてから寝るまでにいろんなことをして過ごしています。 スマートフォンをいじったり、同僚や上司の話に耳を傾けたり、書類を作ったり、車を運転したり、やることは非常に様々ですが、なぜ私達はこういったことをスムーズに執り行うことができるのでしょうか。 自動車の自動運転でもないのですが、私達が処理...
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自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
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