認知 自閉症スペクトラム障害 視覚処理メカニズム、自閉症スペクトラム障害、表情の読み取り なぜ自閉症スペクトラム障害では表情の読み取りが苦手なのか? 自閉症スペクトラム障害は様々な症状で定義されていますが、その中に一つにコミュニケーションの困難さというものがあります。 このコミュニケーションの困難さというのは表情の読み取りの稚拙さも関係してくるのですが、 なぜ自閉症スペクトラム障害では表情の読み取りが難しく... 2019年4月25日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 半側空間無視の責任領域はどこか? 半側空間無視が出る患者と出ない患者の違いはどこか? 半側空間無視は一般に右半球損傷(左片麻痺)で出現しやすいのですが、 必ずしも右半球損傷であれば半側空間無視になるというわけでもありません。 しかしながらこの半側空間無視というのは脳のどのへんの領域の損傷で生じやすくなるのでしょうか? 今日取り上げる論文は、半側空間無視... 2019年4月24日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 半側空間無視を考える:健常者から見る課題の難易度・集中力・認知の偏り 注意力は空間認知に影響するか? 脳卒中では手足が麻痺する症状だけでなく、高次脳機能障害という症状を伴うことがあります。 これは普段普通にできている様々なこと、例えば着替えたり、適切な場面で適切に振る舞ったり、なにかに注意したりといった高次の認知機能が様々に障害される病態ですが、 臨床場面で最も頻繁に遭遇するものとして半... 2019年4月23日 佐藤洋平
発達 自閉症スペクトラム障害 アスペルガー症候群では睡眠時の脳波はどう異なるか? アスペルガー症候群では睡眠時の脳波はどのように異なっているのか? 概念というのは時代とともに変わっていくものですが、現在自閉症スペクトラム障害という名前で統一される前の名称として アスペルガー症候群というものがありました。 これは自閉症的傾向を持つ中でも知能が比較的高いものを指していたのですが、いわゆるこのアスペルガー... 2019年4月19日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 半側空間無視では視覚処理のどの段階が問題なのか? 視覚認知のメカニズムと半側空間無視 半側空間無視では視力には問題がないにもかかわらず視界の半分、多くの場合は左半分の視界の情報を拾いにくくなるという症状が起こります。 しかしながら半側空間無視で問題になるのは、視覚情報処理の入り口にあたる後頭葉の損傷ではなく、多くの場合頭頂葉や前頭葉と行った領域の損傷によるものですが、... 2019年4月14日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 コネクションの問題としての半側空間無視 半側空間無視はどのようにして起こってどのようにして回復するのか? 臨床現場で遭遇する高次脳機能障害は様々なものがありますが、その中でも頻度が高いものの半側空間無視というものがあります。 この半側空間無視では視界の左右半分(殆どの場合は右半球損傷例での左半分)の様々な刺激に対して注意が向きづらくなり、ご飯を食べ残したり、... 2019年4月14日 佐藤洋平
脳科学 寝る子は育つ?睡眠と学習に関する神経学的研究 睡眠は学習にどのような影響を与えるのか? 寝る子は育つという言葉があります。 育つのは子供だけでなく大人も一緒であり、人というのは一生かけて育つ生き物と考えると大人においても寝ることは大事になってくると思うのですが、この睡眠と学習の関係は現在神経科学分野ではどの程度明らかにされているのでしょうか。 今日取り上げる論文は... 2019年4月7日 佐藤洋平
脳科学 自閉症スペクトラム障害 自閉症スペクトラム障害と記憶と脳 自閉症スペクトラム障害児は左半球が過度に活動? 自閉症スペクトラム障害というのは症状は多彩であり非常に個体差が大きいものですが、果たしてこの症状特有の脳活動というものはあるのでしょうか。 今日取り上げる論文は、自閉症スペクトラム障害時を対象に認知機能が定型発達児と比べてどの程度異なるのか、 また記憶課題を行っている時、... 2019年3月31日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 左片麻痺の予後は不良?ADLと自立度から見る左右片麻痺の改善度合い 半側空間無視とADL:右半球損傷はなぜ予後不良か? 臨床現場で脳卒中患者を見ることは多いのですが、リハビリの現場では治療を行うにあたってまず予後というものを考えます。 つまり目の前にいる患者さんは現在どの程度のレベルで3ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後にはどの程度まで良くなっているのか、障害はどの程度残るのか、生活能力はど... 2019年3月31日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 半側空間無視は見えている?ワーキングメモリから読み解く症状 見えないはずの半側空間無視を反転させるとどうなるか? 半側空間無視というのは右半球の脳卒中で頻繁に見られる症状ですが、 視界の半分(多くの場合左側)が十分に認知できず、食事を食べ残したり左側へぶつかってしまったりという症状を示すものです。 この半側空間無視を説明する代表的な考え方として、症状の根幹に注意障害があるためと... 2019年3月31日 佐藤洋平