発達 自閉症スペクトラム障害 自閉症スペクトラム障害の発達に影響を与えるものとは? 自閉症スペクトラム障害児の発達と多感覚情報処理の関係とは? 人間というのは生まれてから死ぬまで発達していく生き物ですが、 この発達の基礎になるのは外部の情報をどれだけ上手に取り込めるかということがあります。 見るもの、聞くもの、触るもの、様々な情報を通して脳に刺激が与えられていきますが、 私達の知覚というのは多くの場合... 2019年3月12日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 良くなる半側空間無視となりにくい半側空間無視? 半側空間無視とネットワーク 臨床場面でしばしば遭遇する脳卒中に関連する症状に半側空間無視というのがあります。 この半側空間無視では殆どの場合、左側への注意が低下し、歩いていても食べていても左側のものに気づきにくいという現象が起こります。 この半側空間無視は、患者さんの経過を見ていると発症後、症状が改善するものとなかなか... 2019年3月12日 佐藤洋平
脳科学 半側空間無視 見ることと注意することの脳科学:この2つはどこまで同じなのか? 注意をすることと視線を動かすことは同じか? 「目端がきく」という言葉もありますが、私達人間は様々なものに注意を向ける生き物です。 注意するときには大概の場合視線をそちらの方へ向けますが、 こういった時にはサッケード(急速眼球運動)と呼ばれる減少が起こります。 ヒトの目というのは意外とはっきり見えているようでいてそうでは... 2019年3月2日 佐藤洋平
脳科学 なぜ運動が心に響くのか?ランナーズ・ハイの脳科学 なぜランナーズ・ハイが起こるのか? マラソンをしたことがある人だったらわかると思うのですが、もう走れないという限界を超えると急に体と心に羽が生えたように楽になるような瞬間があります。 こういった現象はランナーズ・ハイとも呼ばれているのですが、なぜこのようなことがおこるのでしょうか。 今日取り上げる論文は、このランナーズ... 2019年3月2日 佐藤洋平
脳科学 自閉症スペクトラム障害 自閉症スペクトラム障害の中核にあるものとは? 自閉症スペクトラム障害における感覚処理の問題 自閉症スペクトラム障害の特徴として、しばしば言葉の発達の遅れや対人コミュニケーションの困難さがあげられます。 一つの疾患を単一の原因で説明するのは無理だとは思うのですが、それにしてもこれらの自閉症スペクトラム障害の症状の中核にあるものというのはどのようなものなのでしょうか。... 2019年3月1日 佐藤洋平
認知 人工知能と頭頂葉:リーチ動作における特異的な情報処理とは? 人工知能と頭頂葉、リーチ動作 人間の脳というのは見方によっては有機物でできたコンピュータとみることもできるのですが、 実際脳科学の歴史を振りかえってみると、人工知能研究と補い合いながら発達してきた歴史があるようです。 今日取り上げる論文は、リーチ動作における頭頂葉の神経細胞がどのような仕組みで動いているのかについて調べ... 2019年2月24日 佐藤洋平
認知 半側空間無視 半側空間無視症状は脳内コネクティビティで図れるか? 半側空間無視と脳内コネクティビティ 脳卒中になると手足が動かなくなるだけでなく、時として認知機能に様々な障害が生じることがあります。 こういった障害は高次脳機能障害と呼ばれていますが、その中で頻繁に起こるものに半側空間無視というものがあり、この症状では視界の半分(主として左半分)に注意が向きづらくなり、 左側のご飯を食... 2019年2月24日 佐藤洋平
発達 共同注意の神経機構:脳の中の2つのシステム 共同注意に関わる2つの注意システムとは? 「心をともにする」という言葉がありますが、私達人間は心を分かち合い、理解し合う生き物です。 相手が何を考えているのか、私が相手に何をしてほしいのかを伝えることで社会生活が回っていきますが、これにはどのような仕組みが関わっているのでしょうか。 私達人間が持つ能力は多岐にわたります... 2019年2月24日 佐藤洋平
うつ病 エクササイズでなぜ不安感を減らすことができるのか? 不安症状と免疫機能 ヒトというのはコミュニケーションを取って生きる生き物です。 それゆえあまりに不安感が強いとヒトとうまくコミュニケーションが取れなくなり、生活全般に不都合を生じることがありますが、 近年、有酸素運動や筋トレなどのレジスタンストレーニングで不安症状を軽減できることが報告されています。 しかしながらなぜこ... 2019年2月17日 佐藤洋平
認知 磁気刺激で半側空間無視は改善するか? 経頭蓋磁気刺激とは何か? 脳というのはブヨブヨしたあまり気味のよくない臓器ですが、基本的には電気信号のやり取りで動く仕組みになっています。 昔中学校で電磁誘導というのをやったと思うのですが、 原理的には特定の磁場を作ることで二次的に脳の電気活動に影響を与えることができるはずであり、 この原理を応用したものに経頭蓋磁気刺... 2019年2月17日 佐藤洋平