【脳科学専門ネット図書館】会員募集〜ワンコインで世界中の脳科学文献を日本語要約〜

右脳と左脳の起源

脳の機能を右脳と左脳にざっくり分けるのはあまりに乱暴だとは思いますが

とはいえ、脳というのは他の臓器と同じく左右非対称に出来ており、言語機能が左側に偏っていたり、あるいは注意機能が右側に偏っていたりという側性差というものが見られます。

こういった右脳と左脳が持つ側性差というものは進化論の立場からはどのように説明できるのでしょうか。

今日取り上げる論文は、右脳と左脳の違いについてその進化的起源を論じたものです。

この論文によると、脊椎動物全般において

・左脳は馴染みの環境下での定型的な動作のコントロールに関わり

・右脳は予期しない刺激の検出と対応に関わる

というのが根本的な機能としてあり、

これから派生するように左脳支配としての言語(仲間との定型的なコミュニケーション)や右利き(上肢を用いた定型的な動作の制御)が発達し、

右脳支配としての顔認識や空間認知の偏り(脊椎動物全般において左視野へ注意が向きやすい)につながっていったのではないかということが様々な脊椎動物を対象にした研究結果をもとに述べられています。

ざっくりまとめた話ではありますが、それなりに筋は通っているのかなと思いました。

参考URL :Origins of the left and right brain

【要旨】

5億年前に脊椎動物が発生したときには、脳の2つの半球の特殊化はすでに行われていたと考える。 もともと左半球は定型的な行動パターンの制御に関わり、右半球は予期しない刺激の検出と対応に特化しているように思われる。 発話と右利きの両方がルーチンな行動の制御のために発展したかもしれない。 顔認識および空間的関係の処理は、捕食者を迅速に感知する必要性にその期限を辿れるかもしれない。

コメント

理由はわからないが高校を卒業したあたりから急速に人の顔と名前を覚えるのが苦手になった。

同じくらいから色々小難しいことを読んだり考えたりするのを好むようになったことを考えれば、これは青年期以降に脳の配線が左側に偏り始めたことと関係があるのだろうか。

仕事をする以上、苦手なりにもどうにかしなければいけないので、患者さんの髪型や履いている靴、後頭部の形などといった顔のパーツ以外の情報をもとに覚えているのだけれども、

宝の地図を書いたのび太なみに流動的な情報をもとにしているので、髪型や靴が変わると顔と名前が一致しなくなったりもする。

上図URL:

多かれ少なかれ人生というのはコメディなのだけれども、自分はその度合いが少しばかり高いなと思ったり、

コメディの本質は滑りだとも言うけれど(2歳にならない娘に滑って転ぶジェスチャーをするとケラケラと笑うのを見ると多分本当なのだろう)

主観的に見れば滑って転ぶのは痛いけれど、

滑って転ぶ自分をメタ的に見ればギャグだよなと思ったりして、

悲劇と喜劇というのは同じ事象の裏表なのかなと思ったりです。

コメディを生きよう(-_-;)

 

 

 

最新の学術情報をあなたへ!

脳科学コンサルティング・文献調査・レポート作成・研究相談を行います。マーケティング、製品開発、研究支援の経験豊富。納得のいくまでご相談に応じます。ご相談はこちらからどうぞ!

 

脳科学専門コンサルティング オフィスワンダリングマインド

完全オーダーメイド!脳科学コンサルティング・リサーチはこちら!

当ブログの管理人佐藤洋平が、オーダーメイドで最新の脳科学情報について分かりやすいご説明をいたします!

脳科学について詳しく知りたいけれど時間の取れない方、講演や執筆にあたって脳科学に関する分かりやすい資料をお探しの方、英語で書かれた最新の脳科学情報を知りたいのだけれども英語論文を読み込む時間が取れない方、懇切分かりやすいご説明を致します。お気軽にご相談ください。