社会性の記事一覧
不安感とアミノ酸 不安感というものがあります。 不安感自体は決して悪いものではありません。というのも、生きていく上でいちばん大事なのは生き延びることであり、危険を避けるためにも不安感を感じる必要があるからです。 とはいえ、私達は同時に社会に生きる生き物でもあります。社会で生きるということは、よくわからないものを信じると...
不安と信念の心理学:なにが私達の信念を駆動するのか? 私達人間は何かに頼らずには生きていけない生き物です。 それは国家だったり、宗教だったり、お金だったりしますが、多かれ少なかれなにかに依存して生きています。 また中には独立独歩の頼れるものは自分だけという人もいるかも知れません。 いずれの場合にしても、何かに頼るときに...
創造性とはなにか? 創造性とはなんだろうか? 近年よく聞く言葉であるが、これを定義しようとすれば難しい。 世の中には創造的な人もいれば、そうでもない人もいて、これらの違いは生物学的に どう説明できるのだろうか。 今回の記事では創造性に関する心理学的知見と脳科学的知見についていくつか紹介する。 創造性の定義 創造性に関す...
秋田県人に見るきりたんぽ原理主義 秋田を離れてだいぶ長くなるが、冬になると決まってきりたんぽを食べたくなる。 きりたんぽというのは秋田県における冬のカレーライスのようなものであり、体の奥底まで染み込んでいるソウルフードでもある。 このきりたんぽ鍋であるが、私の中ではかくあるべしというレシピが有り、それ以外は決してきりた...
はじめに ー科学の目的とは未来を予測することにあるー ジャック・ラカン 「人格との関係からみたパラノイア性精神病」 地球上には数百万種の動物がいますが、私達人間と他の動物が決定的に違うものというのは一体何でしょうか。 色々あるとは思いますが、あなたと他の動物を切り分けるものは、「今、ここ」を離れた世界に自由に想像をは...
なぜあなたの脳は物語を理解できるのか? 地球上には無数の種類の生き物がいますが、人というのは一風変わっています。 言葉を使えるというのはもちろんですが、ヒトはそれに加えて「物語」を語る動物でもあります。 そして、この語るという行為は単に言葉を並べるということではありません。 「語る」というのは、一定の構造を持って、何ら...
はじめに 私達が生きる世界というのは不思議に溢れています。 なぜ子どもは歩けるようになるのか? なぜ私達は愛し合い、かつ殺し合うのか? なぜ私達は心を病み、そこから回復していくのか? 当たり前といえば当たり前なのですが、こういった問題というのは一つとっても完全には分かっていません。 こういった謎に対して挑むアプローチと...
「わたし」とはなにか? 「わたし」という感覚は当たり前過ぎて、普段とりわけ考えることもありませんが、よくよく考えるととても不思議な感覚です。 「わたし」という感覚は一枚岩のようなガッチリとした感覚ではなく、 裸の自分を感じるような生の感覚から、集団との一体感を感じるような超越的な自己感覚まで様々で、瞬間瞬間でその姿を変...
なぜあなたはやる気を出せないのか? 「やる気を引き出す」というのは人間にとっての永遠のテーマです。 締め切りの近い仕事があるにも関わらず、取りかかれない、 早くご飯を食べてほしいのに、子供はいつまでたっても食べてくれない、 ばりばり仕事してほしいのに、部下はちっともやってくれない、 やる気があれば水が流れるように進むこ...
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自己紹介
佐藤 洋平
脳科学専門のコンサルティング・レポート作成を手掛けるオフィスワンダリングマインド代表。 寄稿数3,000本超、登録者12,000人超を誇る日本最大の脳科学ブログ 『脳科学 心理学 リハビリテーション』管理人。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
筑波大学国際関係学部卒業後、現在、富山大学大学院医学博士課程にて心と身体の関係についての研究に従事。
専門は認知・情動・コミュニケーションに関わる脳機能についての分野。「ヒトとはなにか?」をライフテーマに脳科学、心理学、社会学から多面的に考察。
現在、日米における脳科学の知識普及を目的に『What is Man?ー脳科学、心理学、 たまに哲学ー』、『Pondering Brain』の運営、執筆を行う。
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