社会性 「恐怖、恐怖症、心構え:恐怖と恐怖学習のモジュール発達へ向けて」 恐怖感情と恐怖症:そのメカニズムとは? 今日取り上げる論文は、ヒトの恐怖の仕組みについて調べたものです。 閉所恐怖症や爬虫類恐怖症、高所恐怖症だとかなんとか恐怖症というのはいろいろだと思うのですが、一つのある特徴があるそうです。 それは人類まで進化してくる過程で生存を脅かす対象が恐怖症の対象になりやすいということです。... 2019年2月23日 佐藤洋平
社会性 「情動的な刺激の知覚と分類」 情動的刺激の認知に関わるメカニズムとは? 「顔色をうかがう」という言葉があります。 顔色をうかがって相手が機嫌が悪そうだったら「これはまずい」と思って距離を取るでしょう。 逆にニコニコしていて羽振りがよくて、何かお金でもくれそうだったら「よしよし」と思って近づいていくのではないかと思います。 機嫌が悪い相手というのは蜘... 2019年2月23日 佐藤洋平
うつ病 エクササイズでなぜ不安感を減らすことができるのか? 不安症状と免疫機能 ヒトというのはコミュニケーションを取って生きる生き物です。 それゆえあまりに不安感が強いとヒトとうまくコミュニケーションが取れなくなり、生活全般に不都合を生じることがありますが、 近年、有酸素運動や筋トレなどのレジスタンストレーニングで不安症状を軽減できることが報告されています。 しかしながらなぜこ... 2019年2月17日 佐藤洋平
認知 磁気刺激で半側空間無視は改善するか? 経頭蓋磁気刺激とは何か? 脳というのはブヨブヨしたあまり気味のよくない臓器ですが、基本的には電気信号のやり取りで動く仕組みになっています。 昔中学校で電磁誘導というのをやったと思うのですが、 原理的には特定の磁場を作ることで二次的に脳の電気活動に影響を与えることができるはずであり、 この原理を応用したものに経頭蓋磁気刺... 2019年2月17日 佐藤洋平
発達 共同注意の種類と脳機能、自閉症と発達段階の関係とは? 共同注意とはなにか? 人間というのは変わった特徴をいろいろ持っていますが、その中の一つに他人の心を読むということがあります。 これは相手の視線や仕草を見て相手が何を考えているのか、欲しているのかを察する能力ですが、 こういった心理的能力の基盤になっているのはどのような機能なのでしょうか。 心理学分野の概念として共同注意... 2019年2月17日 佐藤洋平
発達 学習能力と頭の良さの違いとは何か? 学習能力と頭の良さの違いとは? 身長が高い人や低い人がいるように、頭がいい人もいればあんまりそうでないひともいます。 この頭の良さというのは不思議なもので、学校のテストを思い出しても数学のできるヒトは社会や国語もできたりして、どの科目についても等しくいい点数を取れたりします。 こういった事実から、扱う情報の種類に関わら... 2019年2月17日 佐藤洋平
認知 脳は歌と騒音をどのように区別しているのか? 歌の理解は先天的なものなのか? 子供の胎教などではお腹の中の赤ちゃんは6ヶ月を過ぎてくると聴覚もしっかりしてくるので、お母さんが歌いかけることで脳の発達が促されるというような嘘か本当かわからないような話を聞きますが、 お腹の中の赤ちゃんは定かでないにしても、私の経験上言葉も何も知らない赤ちゃんであっても子守唄のようなも... 2019年2月10日 佐藤洋平
認知 大事なものはなぜ目に飛び込むのか?視覚におけるトップダウン的制御システムの実際 視覚におけるトップダウン処理とボトムアップ処理 朝起きてから夜寝るまで私達はいろんなものを見て過ごします。 それはどうでもよい広告だったり、今読んでいるこの記事の文字だったりしますが、この視覚認識というのはどのような仕組みでなりたっているのでしょうか。 様々な研究からこの視覚認識にはトップダウン的なものとボトムアップ的... 2019年2月10日 佐藤洋平
発達 自閉症スペクトラム障害 自閉症児の聞き取り能力は年齢によってどのような違いがあるのか? カクテルパーティー効果と自閉症児の聞き取り能力 私達が生きている世界というのはある意味すべてフェイクです。 世界をありのままに捉えるというのは人間の機能を考えても無理であり、私達が感じている世界というのは多分に脳内で編集加工されたものです。 これは会議の様子を録音したものを聞いた事がある人であれば想像がつくと思うのです... 2019年2月10日 佐藤洋平
社会性 集団的知性 あなたは安心して仕事ができていますか?:安心と信頼が作るチームパフォーマンス チームパフォーマンスはどのようにして定式化できるか? 私達人間は戦う生き物です。 なにかに向かって勝ち取りたい、あるいは人よりも優れたいというのは、生物進化の歴史を纏った私達の宿命のようなものであり、 今日も様々なチームがより優れた結果を出そうと凌ぎを削っています。 ひょっとしたらこの記事を読んでいるあなたもチームを引... 2019年2月10日 佐藤洋平